東京スカイツリーと人間の身体

今から13年前2012年5月22日、東京スカイツリーが開業しました。
その高さは634m、世界一の高さを誇る自立式電波塔です。
名称は公募で寄せられていたアイデアの中から6つの候補を絞った上で全国投票を行い決めました。
634mという高さは東京埼玉などの旧国名「武蔵」の語呂合わせから、日本人になじみ深く覚えやすい数字です。

最先端技術によって建設された東京スカイツリーですが、日本古来の伝統も随所に活かされています。
たとえば地震対策。五重塔をお手本に建物の中心部を「心柱:しんばしら」と呼ばれる一本の柱が貫いています。地震や強風の際にはこの柱が「おもり」となり全体の揺れが軽減されるのだそうです。

人間の身体にも背骨と呼ばれる一本の柱が備わっています。背骨も身体全体の動きに合わせて屈伸やバランスをつかさどる重要な動きを持っています。まさに心柱そのものです。
こうして考えると、人間もスカイツリーも関係が深いのだなと何か不思議な感覚にとらわれます。
ただしカラーデザインは藍染めの中でも最も薄い「藍白:あいじろ」がベース。
白にわずかな青みを加えた「スカイツリーホワイト」です。人間の肌色とは残念ながら違いますね。


しかし、爽やかな色と凛とした佇まいが調和する東京スカイツリーは何か私たちと似ている部分もあるのだなと思うと、より親近感を感じさせられます。