一般的にゴールデンウィークは、4月下旬から5月初旬に始まります。飛び石連休の場合は本来ゴールデンウィークとは呼びませんが、有給休暇などを利用すれば土日を含めて大型連休にすることができます。
NHK(日本放送協会)などのテレビや新聞社など一部のメディアでは、ゴールデンウィーク(GW)ではなく大型連休と呼ぶようにしているようです。
ゴールデンウィークに土曜日と日曜日が重なることで、長期間のお休みとなります。
休日数は年により異なり、「今年のゴールデンウィークは○連休だから…」といった会話を耳にすることも少なくありません。実際に2023年は5連休ですが、2019年は10連休でした。
年によって休日数が変わる理由には、「国民の祝日に関する法律」が関係しています。祝日が日曜日に重なる場合は翌平日を振替休日とし、祝日に挟まれた平日は「国民の休日」とすることが定められているからです。
日付と曜日の関係は毎年変わるため、祝日・振替休日・国民の休日の合計日数も年によって違ってきます。
ゴールデンウィーク(GW)の決まった期間は、合わせて4日間。
昭和の日(4月29日)
昭和の日とは、もともと昭和天皇の誕生日の日です。
「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」とされています。昭和の時代を忘れないよう、今このときを生きていることへ感謝の気持ちを抱こうというメッセージが込められています。
憲法記念日(5月3日)
憲法記念日は「日本国憲法の施行(1947年月5月3日)を記念し、国の成長を期する」といわれています。日本国憲法が施行されたのを記念してできたのが、5月3日の憲法記念日です。
みどりの日(5月4日)
みどりの日は「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ日」といわれています。
国立公園などが無料で開かれたり、みどりの日にちなんだイベントが開かれたりもします。
もともとみどりの日は4月29日でしたが、2007年から5月4日へと変更になりました。
こどもの日(5月5日)
こどもの日は「こどもたちの人格を重んじ、幸福をはかるとともに、お母さんにも感謝する日」といわれています。子供の成長を祝うのと同時に、お母さんお父さんへ感謝する大切な日です。
また、「こどもの日」でもあり「端午(たんご)の節句」ともいわれています。少し前までは、端午(たんご)(※1)の節句がメインで男の日といわれてきました。
昭和23年から国民の祝日となり、「こどもの日」と呼ばれるようになりました。
(※1)端午(たんご)の節句…男の子の無病息災を願って、お祝いをする日です。
ゴールデンウィーク(GW)と呼ばれるようになった由来やきっかけには、大きく分けて2通りの諸説が存在します。
1つ目は日本の映画業界が関係しています。
1951年に上映された映画『自由学校』が大ヒットしことにより、もっと多くの人に観てもらい気持ちからつけられたと諸説があります。
2つ目はラジオの視聴率などが関係しています。
映画と同様に視聴率が高く、「黄金週間」と呼ばれるようになりました。「黄金週間」ではインパクトが足りないことから、「ゴールデンウィーク」と呼ばれるようになったと諸説があります。
現在でもどちらの諸説が真実かは分かっていませんが、この2つの諸説の可能性が高いといわれています。