長時間同じ姿勢をしていた時や、朝起きた時に感じることの多い関節痛。

ひじや膝、指などに起こりますが、特に膝の関節には常に体重の4~6倍の負荷がかかっているため関節痛が起こりやすい部位です。

関節痛の原因としては様々な要因がありますが、代表的な原因としては、膝関節の軟骨が摩擦などですり減る事で慢性的な炎症や変形が起こる「変形性膝関節症」や、肩こりや胃腸などと同じように「体の中や環境の湿気や冷え」が原因でおこる関節痛があります。

特に関節痛や神経痛は、雨の日や天気が悪くなると痛みが強くなるほか、重だるい痛みが長く続いたり、膝や足首に水がたまるなど、体内の湿気を連想するような症状が現れます。

また、冬の寒い時期や夏の冷房などにより身体が冷やされ、血流不足になることで筋肉の緊張やコリが引き起こされ関節が痛くなるなど、寒暖や天候などの季節的・環境的な要因に左右されることが少なくありません。

対策としては、身体を冷やさないようにする事が一番です。

夏であっても冷房で冷えやすいため、あまり薄着をしないようにしたり、冷え取りをするためにお風呂でお湯につかりじっくりと全身を温めたり、患部をサポーターなどで保護したりすることもおすすめです。温めることで血管は拡張し、関節の血行も促進されます。その結果、関節痛が和らぐでしょう。

軽いストレッチなどを習慣にすることも血流改善をはかるうえで大切なことです。関節周囲の組織の緊張やコリを普段から解消しておくことで、冷えづらい身体へ導くことができます。無理のない範囲で筋トレなどを行い筋力をアップすることで、筋肉が熱を作り出し冷えを和らげてくれます。

ただし、関節痛がひどいときには、無理にストレッチをしたり患部を温めたりすることは余計に痛みを増強してしまう原因にもなります。関節に腫れや炎症などがある場合には冷やすようにし、早めに病院を受診するようにしましょう。